指導要領との対応

新学習指導要領生きる力との対応実験。

学習指導要領について

学習指導要領は、日本全国のどの学校で教育を受けても一定の教育水準を確保するために、各教科などの目標や内容などを文部科学省が定めているものです。その時々の社会状況に合わせ、およそ10年に1回改訂が行われます。
平成10~11年にかけて学習指導要領が改訂され、「生きる力」を育むという基本理念をもとに小・中学校では平成14年度から実施されました。「生きる力を育む」以外には、教育内容や授業内容の削減、総合的な学習の時間の増加が大きな特徴として取り上げられました。
しかし、世界的な学力調査である「学習到達度調査(PISA2006)」による国際ランキングで日本は大幅に順位を落とし、「このままで大丈夫か?」という日本の将来を心配する声が高まりました。
さらに、平成18年12月には教育基本法の全面改正、平成19年6月には学校教育法も改正され、新たに義務教育の目標などが具体的に規定されました。
こうした状況から、平成20年3月28日に小・中学校学習指導要領が改訂されました。小学校では平成23年4月から全面実施、中学校では平成24年4月から全面実施されています。
総合的な学習の時間が削減されたことで、理科の授業時間は「350時間→405時間」へと増加し、学習内容も増加しています。

学習指導要領改定で何が変わったか?

理科では「科学的な思考力・表現力の育成」、「目的意識をもった観察・実験」、「問題解決の能力育成」が重視されます。
学習内容として観察や実験が多く取り扱われることが予想されます。ただし、授業時間も増加しますが、学習内容も増加するため、学校教育において観察・実験を完全に実施することはなかなか困難なことでしょう。
そこで、新しい学習指導要領に対応した理科実験を実施することで、公教育で不足している点を補うことが可能です。
「塾=受験」というだけのイメージだけでなく、「学校教育での不足を補える」という新たな一面を開拓するために、理科実験を是非ご活用ください。