種子を発芽させるには水、空気、適温の３条件が必要です。発芽してから成長していくためには、この３条件に加えて光と肥料が必要です。

自然では動物のフンや死骸、落ち葉などが肥料になりますが、作物や観葉植物として育てるとこのような自然界の肥料が植物に与えられにくくなってしまいます。 そのため、植物に液体状や固体状の肥料を与えて、よく育つようにすることがあります。 しかし、植物にとって必要な肥料も与え過ぎると毒になってしまうのです。

ナメクジに塩をかけると、ナメクジの体液よりも塩の方が濃度が高いので、ナメクジの体内の水分が塩に奪われてしまい、ナメクジが縮んでしまいます。 これと同じように、植物のまわりに濃い肥料をたくさん与えると、植物の体内よりもまわりの濃度が高いので、植物の体内の水分が奪われてしまうのです。
植物を育てるときは肥料の与えすぎに注意してくださいね。